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■撮影商品ジャンル
その他雑貨

「キャンドル」の撮影

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その他、応用

1.火を灯した状態で、明るいイメージの写真

  最初に解説した"オレンジ色"のイメージとは違って、自然な明るさの中に、火を灯したキャンドルがあるパターン です。
  炎を主役とする写真と大きく違うのは、"主光源が別にあること"です。キャンドルの炎の明るさに頼って撮影するのではなく、

    ・外光(窓から入る光)
    ・撮影用照明


といった、商品であるキャンドルを、あるいは、撮影範囲全体を照らす何らかの光源が、キャンドルの炎とは別に必要です。

1)外の光(窓から入る光)を利用した撮影

  基本となるポイントはふたつです。

    ・ホワイトバランスの設定は「オート」で撮影する
    ・直射光が入る窓際は避ける


  窓から入る光が主光源となるので、その光に合わせたホワイトバランスの設定が必要です。ということは、普段、日中に撮影する状況と同じでいいので、ホワイトバランスは、オートのままで良いということになります。
※オートでは色の再現に問題がある場合には、「太陽光」「曇り」「日陰」などの設定を試してみて下さい。

  また、窓からの光と言っても、太陽の直射光だと明る過ぎて、キャンドルの炎は、ほとんどわからなくなってしまいます。そこで、窓際から離れた場所か、直射光の入らない日陰の窓際を撮影場所として、逆光気味の状況で撮影します。
  あとは、炎を撮影する場合と同様に、露出補正・レフ板・絞り(F値)を調整して、撮影します。

コンパクトデジカメで撮影したキャンドルの商品写真例

デジタルカメラ
Canon PowerShot SX230 HS
(コンパクトデジカメ)
露出補正:±0
ホワイトバランス:オート
絞り値:F5.6
シャッター速度:自動 / ISO:自動

一眼レフデジカメで撮影したキャンドルの商品写真例

デジタルカメラ
Canon EOS Kiss X4
(一眼レフデジカメ)
露出補正:+1
ホワイトバランス:オート
絞り値:F5.6
シャッター速度:自動 / ISO:400

  ホワイトバランスはオートで撮影することが基本ですが、では、設定を変えてみるとどうなるのでしょう。

ホワイトバランスを曇りにして撮影したキャンドルの商品写真例

デジタルカメラ
Canon EOS Kiss X4(一眼レフデジカメ)
ホワイトバランスを「曇り」に設定して撮影

ホワイトバランスを電球にして撮影したキャンドルの商品写真例

デジタルカメラ
Canon EOS Kiss X4(一眼レフデジカメ)
ホワイトバランスを「電球」に設定して撮影

  ホワイトバランスを「曇り」にするとやや黄色味が強くなり、「電球」にすると、かなり青味が強く、ドラマチックな印象になりました。
  商品を正しく伝えることを目的とした写真ではなく、使用イメージや雰囲気を伝えたい場合、こんなふうにわざとホワイトバランスの設定を変えてみるのもいいかもしれません。

2)撮影用照明を使って撮影

  撮影用照明を使う最大のメリットは、光をあてる位置や向きを、自在に調整できることです。それによって、商品をより際立たせたり、あるいは陰影による高級感を表現したりといった、商品自体の見せ方をコントロールすることが可能になります。
  "百文は一見に如かず"ということで、セッティング状況と共に、その撮影結果を見てみましょう。

デジカメ撮影ライトRIFA(リファー)-F40×40cmで順光気味にキャンドルを照らしている状況の写真

  撮影用照明「RIFA(リファー)-F40×40cm」で商品の斜め前方から、順光気味に照らしてみます。

デジカメ撮影ライトRIFA(リファー)-F40×40cmで順光気味に照らして撮影したキャンドルの商品写真

  写真の中に明るい部分と暗い部分、陰影を意図して作り出すことができるため、キャンドルあるいはその炎を、より際立たせる写真にすることが可能になります。


  次は、逆光気味に照らしてみます。
  撮影用照明「RIFA(リファー)-F40×40cm」を商品の真上よりも少しだけ後方から、逆光気味にセットしました。
  逆光気味にすると、商品の手前側(カメラ側)が暗くなり過ぎてしまったので、レフ板を置いて、明るさを調整しています。
  ホワイトバランスは「曇り」に設定してみました。

デジカメ撮影ライトRIFA(リファー)-F40×40cmで逆光気味にキャンドルを照らしている状況の写真 デジカメ撮影ライトRIFA(リファー)-F40×40cmで逆光気味に照らして撮影したキャンドルの商品写真

  逆光気味にすると、写真の奥の方が暗くなるので、キャンドルの炎がいっそう際立つ印象となります。

  窓からの光を利用した撮影、撮影用照明を使っての撮影、どちらが良いか悪いかではなく、必要とするイメージによって使い分けられるのが、ベストと言えます。



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