自分で撮りたいネットショップオーナーのための、商品写真撮影Webセミナー

  キャンドルの特徴としては、表面（全面）にやや光沢がある、ということでしょうか。また、耐熱ガラスの容器に入っている商品の場合は、ボトルなど、パッケージの撮影に近い考え方が必要となります。
  ※「Ｄ教室・パッケージの撮影」も参考にしてみて下さい。

１．複数の商品を置いて、広範囲を明るいトーンで撮影する場合

  この場合は、窓の外の光を利用すると良いでしょう。極端に明るくなくても、日中の室内であれば問題ないと言えます。

  ポイントとなるのは、商品の正面側から光があたる「順光」ではなく、商品の後ろ側から光があたる「逆光」気味にセッティングすることです。つまり、窓に向かって撮影するような状況です。

  左の写真が撮影状況ですが、商品の奥、つまり、写真の上の方に窓があります。
  手前側に暗くなり過ぎるところがあれば、レフ板を使って調整します。

  商品、および、その配置を変えても、ほぼ同一の撮影状況で、下のような商品写真なら、簡単に撮ることができるでしょう。

デジタルカメラ：Canon EOS Kiss X4（一眼レフデジタルカメラ）
露出補正：＋１/ホワイトバランス：オート/シャッター速度：自動
絞り値：F５/ISO：400

デジタルカメラ
Canon EOS Kiss X4
（一眼レフデジタルカメラ）
露出補正：＋１
ホワイトバランス：オート
シャッター速度：自動
絞り値：F１６
ISO：400

２．撮影用照明を使って撮影する場合

  キャンドルそのものをより美しく撮影する場合は、他の商品撮影と同様に、撮影用照明の使用をおすすめします。
  商品であるキャンドルに光をあてる位置や角度を調整することで、表面の光沢感や陰影をコントロールでき、立体感や美しさが伝わりやすい商品写真にすることができます。

※撮影用照明を使う場合、照明の大きさとキレイに写せる範囲は、ほぼ同じくらいと考えます。
照明の大きさよりも広い範囲を撮影する場合は、窓から入る光や、天井の蛍光灯照明で撮影した方が、好結果を得やすくなります。

デジタルカメラ
Canon PowerShot SX230 HS
（コンパクトデジカメ）
露出補正：－１
ホワイトバランス：オート
絞り値：F５.９
シャッター速度：自動 / ISO：自動

撮影用照明
RIFA（リファー）－F40×40cm

デジタルカメラ
Canon PowerShot SX230 HS
（コンパクトデジカメ）
露出補正：＋１
ホワイトバランス：オート
絞り値：F５
シャッター速度：自動 / ISO：自動

撮影用照明
RIFA（リファー）－F40×40cm

商品は、乳白色のアクリルの板の上に乗せて、 真後ろから撮影用照明で照らしています。

  火を灯していないキャンドルの商品写真では、"切り抜き"で見せたいということも多いかと思います。
  そういった写真は特に、撮影用照明を使った方が、商品の細部まで、より分かりやすい写真にすることができます。