自分で撮りたいネットショップオーナーのための、商品写真撮影Webセミナー
これを知ってもらわなくっちゃ始められない!
デジタルカメラの必須操作
デジタルカメラには、1~3で説明した機能以外にも、様々な機能がついています。ただ、それらは商品写真の写り具合や見え方に直接的に影響するものではないことが多いので、その選択や設定は初期設定のまま、またはオート設定のままでも大丈夫だと考えて良いでしょう。その理由についてちょっとだけ説明します。
画像の仕上がりサイズを選択することができます。一般的なパソコンのディスプレイは、1280×1024ピクセル(約1.3メガピクセル)程度なので、ネットショップ用の画像としてしか使わないのであれば、それ以下のサイズで十分ということになります。
そのためこれまでは、パソコンの処理速度とのバランスも考えて、サイズ選択は小さい方が良いとされてきました。しかし、最近のパソコンの性能は格段に飛躍し、大きな画像を扱う場合でも十分な処理速度と記憶容量があるので、これまでのように神経質にならなくても良いのではないかと考えています。
ある程度の大きさを持った画像を撮影しておくことで、一部分だけを切り取って大きく表示できる、印刷物にも使えるなど、その用途も広くできるというメリットがあります。
大きい数値を選択するほどにシャッタースピードを早くすることが可能になります。(ただし、ISOの数値が大きくなるほどに、画質が粗くなります。)
撮影対象が素早く動いているスポーツ写真などでは重要となりますが、静止している商品を撮影する場合は、ほとんど気にすることなく、初期設定やオート設定のままでも問題はないと言えます。
※「ISO」について最新の情報を追加しました。
>> ふぉとぜみコラム・「ISO」について
夜景や逆光といった、撮影シチュエーションを選択します。
カメラの操作がほとんどわからないという方にとっては、とても便利な機能だと思います。ただ、シーンモードの多くは、写真の仕上がりの明るさや色再現をどのように自動調整させるか、といった機能ですので、露出補正やホワイトバランスを自分で操作できるようになっていれば、シーンモードに任せるよりも、さらに精度の高い調整ができるので、やはり気にすることのない機能と言えるでしょう。
薄暗くて、なおかつ、撮影対象物が動いている場合などに使用すると考えて下さい。
少しくらい暗い場所でも、露出補正さえ使えたら明るい写真が撮れるので、フラッシュは使用しません。カメラに内臓のフラッシュを使った写真は、コントラストが強く、はっきりとした影ができてしまうため、自然で美しい仕上がりにはなりづらいものです。
これについては、次の補講2で説明します。
上記以外にも様々な機能があり、それらはとても便利なものであることは間違いありません。ただ、商品撮影においては、ほぼ気にすることなく、アバウトな設定のままでも大丈夫だと考えて下さい。もちろんそれらを使いこなせるならそれはそれで役に立つでしょうが、各種操作に自信が持てない状態であるとするなら、あれこれと手を出すと、ますます混乱してしまいます。まずは、基本の3項目をしっかりと習得して実践できるようになることが大切です。
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