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■撮影商品ジャンル
フード・ドリンク

「ビール」の撮影

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ボトルや缶の撮影

  ボトルや缶を、撮影用照明を使って撮影する場合、基本的なパターンがふたつあります。

1.基本パーターンその1……横からのライティング

  撮影用照明をボトルの左右どちらかにセッティングして、横から光をあてます。

ボトルの横にデジカメ撮影ライトをセットした状況の写真
ボトルに白い写り込みができた写真

  ボトルの照明側には、明るく白い帯のようなラインができます。
  これを“写り込み”と言いますが、この写り込みによって、ボトルの光沢感や輪郭のラインがきれいに表現されるのです。

  さらに、照明の反対側に白いレフ板を置くと、そこにはうっすらとした写り込みができます。
  そうして、ボトルの両側に白い写り込みができるようにしてみると、ボトルの商品写真でよく見る仕上がりになります。

照明の反対側にレフ板を置いた状況の写真
ボトルの両側に白い写り込みができた写真

  このようにボトルの両側に白い帯状の写り込みを作った写真は、ビールだけでなく、ワインや日本酒のボトルでも定番のパターンで、切り抜き用の写真などでよく使われます。

ビールのボトルの切り抜き写真作例
■撮影データ
デジタルカメラ
Canon PowerShot SX230 HS(コンパクトタイプのデジタルカメラ)
露出補正:+1.3
ホワイトバランス:オート
シャッター速度:1/50秒(自動)
絞り値:f5.6
ISO:400

画像加工
明るさ、彩度、コントラスト、シャープの微調整と切り抜き

撮影用照明:RIFA-F40x40cm1台
撮影時間:約3分


※ボトルの撮影は、こちらも参考にしてみて下さい。
D教室・商品別撮影実践「ドリンク・飲み物の撮影/ボトルやパッケージの撮影」

2.基本パーターンその2・・・上からのライティング

  缶の場合、横から光をあてると、光り過ぎてしまうこともあるため、照明を商品のほぼ真上にセットする ライティングも多く使われます。

横からのライティングで撮影した缶ビールの商品写真


  横からのライティングでは、照明側が光り過ぎてしまうことがあります。

上からのライティングで缶ビールを撮影している状況


  その場合は、上からのライティングにしてみると、商品全体がわかりやすくなります。

  このときも、両側に白い帯状のうっすらとした写り込みがあった方が良いことが多いので、レフ板を置いてみて、写り方を確かめながら撮影します。

缶ビールの切り抜き写真作例
■撮影データ
デジタルカメラ
Canon PowerShot SX230 HS (コンパクトタイプのデジタルカメラ)
露出補正:+0.7
ホワイトバランス:オート
シャッター速度:1/40秒(自動)
絞り値:f8
ISO:400

画像加工
明るさ、彩度、コントラスト、シャープの微調整と切り抜き

撮影用照明:RIFA-F40x40cm1台
撮影時間:約3分


※ボトルの撮影は、こちらも参考にしてみて下さい。
D教室・撮影実習「商品パッケージの撮影」

3.ボトルや缶に水滴をつける

  良く冷えている感じを出すために、ボトルや缶に水滴をつけてみましょう。
  多くのプロは「グリセリン」と「水」を混ぜて使うことで、簡単に流れ落ちない水滴を作りますが、ただの水でもきれいな水滴を作ることはできます。

  用意するのは、撥水加工できるスプレーとアトマイザー(霧吹き)です。

撥水加工スプレーの写真
アトマイザー(霧吹き)の写真

  ボトルや缶にアトマイザー(霧吹き)で水を吹き付けるだけなのですが、そのまま吹き付けると、水滴同士がくっついてしまったり、すぐに流れてしまったりして、きれいな水滴ができづらいです。

きれいな水滴がついていないビールの缶の写真

  そこで、撥水スプレーをボトルや缶の表面に吹きかけておき、そこに水を吹き付けるのです。

水滴をつけて撮影した缶ビールの商品写真

■撮影データ
デジタルカメラ:Canon EOS Kiss X4(一眼レフデジタルカメラ)
露出補正:±0  ホワイトバランス:オート  シャッター速度:1/25秒(自動)  絞り値:f5.6  ISO:200

画像加工:明るさ、彩度、コントラスト、シャープの微調整

撮影用照明:RIFA-F40x40cm1台  撮影時間:約3分

水滴をつけて撮影したビールのビンの商品写真

■撮影データ
デジタルカメラ:Canon EOS Kiss X4(一眼レフデジタルカメラ)
露出補正:±0  ホワイトバランス:オート  シャッター速度:1/40秒(自動)  絞り値:f5.6  ISO:200

画像加工:明るさ、彩度、コントラスト、シャープの微調整

撮影用照明:RIFA-F40x40cm1台  撮影時間:約3分

  吹き付ける水が多過ぎたり、時間が立つと流れてしまいますが、いきなり水を吹き付けるだけよりも、細かな水滴が長持ちするはずですので、ぜひ試してみて下さい。

  もちろんグラスやジョッキにも応用できますが、逆光気味のライティングを基本として、光をあてる位置や向きの微調整をすることで、美しく写し撮ることができる、ということを忘れないで下さい。




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