自分で撮りたいネットショップオーナーのための、商品写真撮影Webセミナー
「蕎麦(そば)」の撮影
イメージ写真と組み合わせた見せ方
1.料理写真とパッケージ写真との合成
定番とも言える見せ方です。
■蕎麦の料理写真の撮影データ
デジタルカメラ:Canon PowerShot SX230 HS(コンパクトタイプ)
ISO:200 / 露出補正:-1 / ホワイトバランス:オート
絞り値:F5.9 / シャッター速度:自動
撮影用照明:RIFA(リファー)-F40×40cm 1台
「美味しそう」と思ってもらえるような印象度を優先した写真と、パッケージ写真との合成です。
・美味しいそう
・どんな商品なのか
このふたつを同時に伝えることが可能になります。
印象度を優先した写真と、パッケージなどの写真を合成した写真(画像)は、注文ボタンの近くに表示する商品写真に使われることが多いです。
感覚的な要素が伝わり、商品の確認も同時に行える写真は、注文しようとしているユーザーにとって、親切な写真であるとも言えます。
2.キャッチコピーを加える
実は、写真以上に興味を持ってもらえる要素となり得るかもしれないのが「キャッチコピー」です。
おそらく、これをご覧になっている方は、キャッチコピーについても、本を読んだりセミナーに参加したりして勉強されていると思うので、ここで細かな説明はしませんが、特にキービジュアルとキャッチコピーのイメージがうまくマッチしていると、相乗効果が発生し、訴求力がいっそう高まるのです。
■蕎麦の料理写真の撮影データ
デジタルカメラ:Canon PowerShot SX230 HS(コンパクトタイプ)
ISO:200 / 露出補正:-1.3 / ホワイトバランス:オート
絞り値:F5.9 / シャッター速度:自動
撮影用照明:RIFA(リファー)-F40×40cm1台(前面のディフューザーを外して使用)
キャッチコピーで大切なのは、
・アピールポイントを明確にする
→ 価格なのか、内容量なのか、希少性なのかなど、
アピールポイントを絞って明確にする
・誰に向けて発信しているのかを明確にする
→ 購入者を具体的にイメージして、そのヒトの感覚に響きそうな
言葉や表現、あるいは書体などを考える。
・数字を使って説得力を出す
→ 今なら38%引き、販売実績12,680食、
100食限定!特選そば粉10割の香り
などなどいろいろありますが、こうして考えたキャッチコピーと写真とのイメージが、マッチしていることがと ても大切なのです。
3.フリー素材との合成
photo-zemi(フォトゼミ)として積極的におすすめしていることのひとつです。
・蕎麦畑
・蕎麦の花
・食卓のイメージ
など、自分では撮影できないけれど、ぜひとも欲しいという写真は、フリー素材を活用してみてはどうでしょう。
■箸上げしている蕎麦の写真の撮影データ
デジタルカメラ:Canon PowerShot SX230 HS(コンパクトタイプ)
ISO:200 / 露出補正:±0 / ホワイトバランス:オート
絞り値:F5.9 / シャッター速度:自動
撮影用照明:RIFA(リファー)-F40×40cm 1台
「実際に販売している商品の原料を収穫した畑の写真でなければインチキだ」と思われる場合はしかたありませんが、事実説明としてではなく、イメージとして使うのであれば、積極的に活用してみても良いのではないかと考えています。
販売している商品、蕎麦に自信があればあるほどに、“買ってもらって、食べてもらってナンボ”だと思うのです。そのために有効であるなら、フリー素材も大いに活用すべきだと思っています。
湯気について
「蕎麦の撮影」、ついに最後の項目、湯気についてです。
温かい蕎麦を表現するために、ぜひとも湯気が欲しいです。が、残念ながら、そう簡単に撮れないのが湯気なのです。ただ、あきらめることはありません。こんなときこそ、画像加工ソフトを使いましょう。
■蕎麦の料理写真の撮影データ
デジタルカメラ:Canon PowerShot SX230 HS(コンパクトタイプ)
ISO:200 / 露出補正:-1 / ホワイトバランス:オート
絞り値:自動 / シャッター速度:自動
撮影用照明:RIFA(リファー)-F40×40cm 1台
この写真は、画像加工ソフト(Photo shop)を使って、湯気(湯気のように見えるもの)を加えた写真です。
慣れるとかなり簡単な加工(数分でできます)ですので、ぜひ試してみて下さい。
湯気の作り方(描き方)については、詳しく解説してくれているとても親切なWebサイトがあるのでご紹介します。
■Material【Photoshopで簡単に湯気を描く方法!】 http://pixmaterial.blog38.fc2.com/blog-entry-23.html
まとめ
最後までお読み下さり、ありがとうございました。そして、お疲れさまでした。
旬の時期とも言える「蕎麦の撮影」参考になりましたでしょうか。
文章にすると、とても長くなってしまいましたが、それぞれの作業自体は単純なことばかりです。「商品を購入していただくために」と考えるなら、写真撮影よりも、「どんな写真が必要なのか」「なぜその写真が必要なのか」ということを明確にすることの方が、はるかに重要で難しいことなのかもしれません。
その点でもヒントにしていただけるように解説にすることこそ、photo-zemi(フォトゼミ)ならではだと考えていますが、まだまだ言葉足らず、説明力不足だと思っています。
それでも役に立ちそうだと思っていただけたなら、年末に向けてまだまだ時間はあります、今からでも、新たに商品写真を考え、撮影してみて、ご商売繁盛に結び付けていただけましたら嬉しいかぎりです。
セッティングなどは、ここで解説したのと同じような状況で、スマホで撮影した蕎麦の動画と、その解説のコンテンツもあります。よろしかったらご覧下さい。
※スマホに対応したコンテンツです。
スマホでもご覧になってみて下さい。
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