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■撮影商品ジャンル
オークション

「オークション出品商品」の撮影

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正確に伝えるために

  個人オークションであっても、商品を販売するための写真ですから、その商品の情報を、できる限り正確に伝える必要があります。
  しかも、例えば「ヤフオク」ならば、3カット(3枚)と、画像の使用数も決められています。その中で、必要な情報を伝えなくてはならないのですから、1カットたりともおろそかにはできません。

  では、写真で伝えるべき情報を、正しく写し撮るためには、どんなことに注意したらいいのか、特に大切なポイント3つを解説します。

1.全体像を正しく写す

  出品商品の全体を写した写真は当然必要です。
  そして、商品全体を撮影するときに、最も注意すべき点は、撮影対象となる被写体と、デジカメとの距離です。

カメラの構造上、被写体から、できるだけ離れて撮影するほどに、
形が正しく写ります。

  出品商品の全体を写した写真は当然必要です。
  ただ、離れると被写体は小さく写ることになるので、ズームを望遠側にして、適度な大きさに写るようにする必要があります。
  実際に撮影してみた写真で比較してみましょう。

商品から50㎝離れて撮影したオークション写真の例

商品から約50cm離れて撮影

商品から3m離れて撮影したオークション写真の例

商品から約3m離れて撮影

  同じ箱を撮影しても、近い距離から撮影した写真と、離れた位置から、デジカメのズームを望遠側で大きく写るようにして撮影した写真とでは、形の正しさに大きな違いが見て取れます。
  出品商品の形を正しく写すためには、できるだけ離れて撮ることが重要だったのです。

  普通の机の上に乗るくらいの商品であれば、最低でも1m以上、できれば、2~3mくらいは離れて撮りたいところです。
  理論的には、離れるほどに形の写り方は正しくなりますが、撮影場所の条件もあるでしょうから、できる限り離れて撮る、というふうに覚えておいて下さい。
  その位置で、画面の中で商品をどれくらの大きさに写すかは、デジカメのズームを操作して調整するようにします。手順としては、次のようになります。

1.撮影する商品からできるだけ離れた位置にデジカメを設置する
   (あるいはデジカメを構える)
2.商品が写る大きさは、ズームの操作で調整する

  という順番です。

  ※衣類の場合、置き方も関係してきますが、それはこの先で説明します。


2.傷や汚れをきちんと写す

  中古品の場合、落札後のトラブルを防ぐためにも、きちんと伝えなくてはならない、大切な情報です。
  この場合は、できるだけアップで撮影することを心掛けることが必要です。
  傷や汚れが、商品のどの部分にあるのかが分かるような写真であれば、より理想的です。

商品の傷をアップで撮影したオークション写真の例
商品の傷の位置が分かるような構図で撮影したオークション写真の例

  はっきりとした傷や汚れがある場合、その大きさも伝えておかなくてはなりません。そんなときには、わかりやすく、定規を脇に添えて撮るのもいいかもしれません。

商品の傷の大きさが分かるように、定規を一緒に撮影したオークション写真の例

  ネットショップの商品写真で、商品の大きさや各部位の大きさを伝えるために、定規を一緒に撮ったりするのは、商品のイメージダウンに繋がることもありますが、オークションで中古品の傷などを伝えるためには、効果的だと思います。
「出品者は正しい情報を伝えようとしている」と、好印象を与えることになるかもしれません。

  それでも「定規はダサいからイヤだ」という場合は、こんな方法もあります。

商品の傷の大きさがわかるように、定規のイラストを合成したオークション写真の例
※ここで使っている定規のイラストは、
「素材Library.com」
http://www.sozai-library.com/

が提供している素材です。

  画像加工ソフトを使う必要がありますが、Webで、定規のフリー素材を提供してくれているサイトを見つけて、気に入ったデザインの定規のイラストをダウンロードします。
  それを、画像加工ソフトを使って、相応の大きさに調整して商品の写真に合成すると、実物の定規を添えて撮るよりも、見た目の印象が良くなるかもしれません。

  傷や汚れがうまく写らない場合は、デジカメの位置や、商品の置き方を変えてみることが必要です。もし、卓上用スタンドライト(光源は普通の蛍光灯)があれば、それで照らしてみると、傷などがはっきりと浮かび上がって見えることもあるので、試してみるといいかもしれません。
  いずれにせよ、中古品の場合、大切な情報なので、しっかりと伝えるようにしましょう。

  ※もちろん、写真だけに頼らず、テキスト(文章)で、はっきり記載することも必要です。


3.何を見せる写真なのかを明確にする

  ブランド品の場合は、タグやロゴマーク、あるいは付属品など、本物である証明となる部分を正しく写して見てもらうことが欠かせません。
  とは言っても、使える写真の数が限られています。その中で、どこを見せるべきか、選択基準は、興味を持ってくれそうなユーザーは、その商品の何を見たいと思っているのか、を考えることです。

  そして、写すべき部分、あるいは、見せるべきものが決まったなら、それ以外は考えず、それだけがきちんと写るように考えて撮影することがポイントです。

商品のロゴマークをアップで撮影したオークション写真の例
商品の特徴的なデザインの部分をアップで撮影したオークション写真の例

  例えば、洋服の首元のタグを見てもらうことが重要と考えたなら、「ついでに襟元まで写るような構図で」などと欲張らず、タグだけをアップで写す、といった思い切りも大切です。それでこそ、「伝わる写真」となって、ユーザーに納得、安心、してもらえることに繋がるのだと思います。

広い範囲を撮影しているために、商品のタグが分かりづらいオークション写真の例

見せるべき部分の周辺部まで
一緒に写そうとすると、
肝心の見せるべき部分が目立たなく、
見えづらくなってしまう

商品のタグをアップで撮影したオークション写真の例

他のことは考えず、
見せるべき部分だけを
きちんと写すことで、
しっかりと伝えることができる





境界線

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