自分で撮りたいネットショップオーナーのための、商品写真撮影Webセミナー
備えあれば憂いなし!
撮影前に用意しておきたい道具
今度は、背景の活用について、もう一歩踏み込んだ提案です。まずは下の三つの写真を見て下さい。
a
b
c
aとbは、これまで説明してきたとおりです。それと比べてcはどうでしょうか、全然印象が違います。光源(窓から入る光)もそのままです。違うのは背景だけです。たったそれだけのことで、これほどまでに印象が変えられるのです。
商品を解りやすく伝えることを目的とした写真であるなら、aやbの方が良いと言えます。しかし、ユーザーの心に留まる印象的な写真を目指すならcが圧倒的にそのチカラを持っています。
ネットショップの商品写真「Sales Photo」では、解りやすさを優先する説明的な写真以外に、ユーザーに興味を持ってもらうための、イメージを優先した印象的な写真がとても重要になります。それには、商品の置き方、構図、照明のあて方など、様々な要素を考えることが必要となりますが、背景もその中のひとつです。このときの背景の選び方は、色を選ぶときと同じように考えるところから始めてみましょう。
フワフワ感を強調して伝えたいなら「フェイクファー」のように、本当にフワフワしたものの上に置く、瑞々しさを伝えるなら「タイル」の上に水を垂らして商品を置く、外国製を伝えることがメリットならば、英字新聞。といったように、伝えたいイメージをそのまま表すものを背景として利用してみると、見違えるような結果が得られます。身近にあるものでも結構使えたりしますので、ぜひ色々試してみて下さい。
※これらはすべて、照明などを使用せず、窓から入る外の光だけで撮影した画像です。
白い紙の背景紙。これが基本であることに変わりはありません。しかし、印象度を優先したい写真の背景については、固定観念にとらわれることなく、色々なものを使ってトライみることも大切です。と言われても、なかなか思いつかない場合には、雑誌の広告写真などから、とても参考になるヒントが得られますので、大いに研究してみましょう。
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