このページは: トップページ の中の 商品撮影Webセミナートップ の中の D教室/撮影実習 の中の 商品別撮影実践・アクセサリー・「真珠(パール)」の撮影/「キー・ビジュアル」で使う写真を考える

自分で撮りたいネットショップオーナーのための、商品写真撮影Webセミナー

■撮影商品ジャンル
アクセサリー

「真珠(パール)」の撮影

4ページ目

「キー・ビジュアル」で使う写真を考える

  商品の販売ページで使う写真は、どれもが大切な役割を持ち、ひとつとしていい加減であってはいけません。
  その中でも、最も重要なのは、ページの最上部で使う「キー・ビジュアル」と言われる写真です。(もしくはメイン・ビジュアルとも言われます。)

photo-zemi(フォトゼミ)ショッピングの商品ページのキービジュアルの画像

  ここでは、「キー・ビジュアル」で使う写真について、photo-zemi的な視点で解説して行きます。

 ※この先は、文章量が多くなりますが、とても大切なことであり、ぜひお伝えしたいことなので、どうぞ頑張って読み進めていただきたいです。


1.興味を持ってもらうことが最大・最高の優先事項

  あなたのネットショップにある、真珠の販売ページ(あるいはトップページ)を訪れたユーザーは、最初からそのページを目的として訪れてくれたのでしょうか。
  その答えは、多くの場合、「否」です。

  YahooやGoogle、あるいは、ショッピングモール内での検索結果から、たまたま・偶然、訪れてくれたということがほとんどだと考えなくてはならないのです。

真珠アクセサリー販売で検索した結果のページ

  もちろん、検索結果ページでの表示順や、広告などで、目立つための工夫・戦術を行った上でのことだとは思いますが、ユーザーは、あなたのネットショップだからアクセスしてきたのではない、と考えることが、効果的な「キー・ビジュアル」にするためには、とても重要なことです。
  特に、新規のユーザーを獲得する場合は、極めて大切な考え方となります。

  偶然訪れてくれたユーザーに、商品を購入してもらうためには、まずは、アクセスしてくれたそのページの商品、あるいはページ自体に、興味を持ってもらわないことには、話になりません。



  Webページにアクセスして、スクロールも何もせずに、ページが開かれたそのまま、まず最初に見える状態を「ファーストビュー」といいます。

ファーストビューのイメージ画像

  ほとんどのユーザーは、この「ファーストビュー」で、興味があるかないかを判断し、興味がない(興味が持てない)場合は、ページを下へスクロールして読み進めることすらせずに、そのまま離脱し、検索サイトへ戻って検索をやり直す、という行動を取ります。

  つまり、商品の販売ページどころか、あなたのネットショップそのものから、出て行ってしまうということです。(自分自身がインターネットを利用する場合で考えてみるとよく分かると思います。)

  「キー・ビジュアル」においては、興味を持ってもらうこと、これが何よりも優先されなくてはならない、という理由です。


2.興味を持ってもらう写真にするための、考え方の基本

  ではいったい、どんな写真にしたら、興味を持ってもらえるのでしょう。
  その答えは、ユーザーが真珠を購入しようとしている「目的を考える」ということです。

  早速、「真珠(真珠のアクセサリー)の購入目的」を考えてみましょう。

  ・恋人へのプレゼント
  ・自分へのご褒美
  ・子供の卒業式や入学式に着けていくため
  ・披露宴やパーティーに着けていくため
  ・真珠が大好き


  といった感じでしょうか。
  こうして購入目的を具体的にしてみると、それぞれについて、どんな写真にしたらいいのか、どんな写真であるべきなのか、そのイメージが具体的になってきませんか?

  例えば、恋人へのプレゼントを目的として、男性が真珠のアクセサリーを探している場合、真珠そのものの説明的な写真があっても、効果的とは思えません。多くの男性は、真珠についての詳しい知識など持ち合わせていないでしょうから、真珠自体の良さを訴えるような写真をいきなり見せられても、"ちんぷんかんぷん" で、興味の持ちようもありません。

  必要なのは、こんな写真ではないでしょうか。

プレゼントを受け取って喜んでいる女性の画像と合成した、真珠のアクセサリーの写真

  真珠のアクセサリーを、自分のために探しているのなら、こんな感じでしょうか。

真珠を見に着けた女性の画像と合成した、真珠のアクセサリーの写真

  「これじゃあ、ただの合成写真で、真珠の商品写真とは言えないのでは?」

  そんなふうに思われるかもしれませんが、真珠を探している目的に合ったイメージでなくては、興味を持ってもらえるはずもありません。興味を持ってもらえなければ、販売に結び付くことなどないのです。
  だから、キー・ビジュアルでは、商品自体の良さを伝えることよりも、まず、

「あなたの購入目的はわかっていますよ。
  そのご期待に、この商品は応えることができるのですよ」

  と、購入の目的を達成できること(達成できそうな予感)を伝えることを、最大限に考慮した写真にすることが必要だと思うのです。
  商品の良さは、興味を持ってもらったあとに、ページ内で、しっかりと伝えればよいのですから。



  ユーザーは、自身の幸せのために商品を購入します。
  「恋人を喜ばせること」であったり、「うわー素敵なネックレスね!」という褒め言葉であったり、「○○ちゃんママのセンスは、品があるわね」という評判であったり、購入の目的ごとに、求めている幸せは違います。
  あなたのネットショップの商品を購入することで、自身が欲している(あるいはそれ以上の)、幸せが得られるかどうかを、ユーザーは何よりも知りたいのです。
  その幸せのイメージを先回りして、できる限り具体的に見せることが、キー・ビジュアルに求められる要素なのです。

  「真珠大好き」さんを想定したページなら、もちろん、ストレートなキー・ビジュアルが良いと思います。

真珠をアップで撮影した商品写真

3.キャッチコピーと組み合わせて、相乗効果を生み出す

  キー・ビジュアルでは、写真だけでなく、キャッチコピー(ヘッドコピーとも言われます)も重要です。
  直観的に感じ取れる写真と、説明的に伝わる言葉とが、うまくマッチしたとき時には、相乗効果が生み出され、より効果的なキー・ビジュアルとなります。

  恋人へのプレゼントを目的として真珠を探している場合を例として、実際に作ってみました。

キャッチコピーを入れた、真珠のアクセサリーの写真

  写真だけと比べると、ユーザーに対して訴求することがより明確に、伝わりやすくなると思いませんか。



  では、キャッチコピーは、どのように考えたらいいのでしょう。
  もちろん、基本となるのは、写真を考えるときと同様に、「ユーザーが求めている幸せ」に応えられそうな言葉や文章にすることです。

  ただ単に、耳触りの良い抽象的な言葉を選ぶのではなく、ユーザーが求めている幸せに直結しそうな、具体的な言葉を選択することが基本と言えるでしょう。

  センスがあるに越したことはありませんが、無理して格好のいい言葉や表現を考えるより、少しくらい説明的であっても、伝えるべきことが伝わる言葉を素直に選んだ方が、写真との相乗効果が高まるのではないかと思います。

気取ったキャッチコピーの例

格好の良い言葉や表現を気にし過ぎて
抽象的で良く分からないキャッチコピー

テスト

分かりやすさを考えて
素直な言葉で作ったキャッチコピー

  また、検索キーワードを推測してみるというのも、キャッチコピーを考える際の、ヒントになります。ユーザーが、あなたのショップのページを訪れるときに、どんなキーワードを入力して検索したのかを想像するのです。

  例えば、こんなキーワードかもしれません。

真珠アクセサリー送料無料とキーワードを入力した例のイメージ画像

  そして、そのキーワードに呼応するキャッチコピーがあると、違和感なくページ内の情報を受け入れやすくなると思いませんか。

送料無料の記載をした真珠のネックレスの写真

  ネットショッピングを目的としているユーザーの検索キーワードは、商品と購入条件を組み合わせて入力することが多いですが、その購入条件が、ファーストビューで、キー・ビジュアルと同時に確認できると、ページを読み進めてくれる可能性が高まることは、容易に想像できると思います。

・送料無料  ・即日発送  ・セール  ・特別価格

  など、来訪者の検索キーワードを調べてみて、多く入力されている購入条件がある場合は、そのキーワードをキャッチコピーや、キービジュアルの画像と共にわかりやすく表示することが、とても大切、且つ、効果的だと言えるでしょう。


  ネットショップの商品販売ページにおいて、極めて重要な「キー・ビジュアル」に使う写真とキャッチコピーは、

1.興味を持ってもらうことを最優先
2.購入目的に合わせた写真にする
3.購入目的や購入条件に合わせたキャッチコピーを考える

この3つのことをしっかりと考えて決定することが大切です。


  とは言え、すべての購入目的に応えることは、現実的には難しいです。
  そこでまずは、あなたのネットショップの、商品の販売コンセプトや、どんな方に購入して欲しいのか、どんな方を幸せにできる特徴があるのか、主力商品の価格帯はどれくらいか、どんな販売サービスが提供できるのか、それらに基づいて、ユーザーを思い切って絞り込んでみるといいかもしれません。



※このページで使用している人物の写真は、フリー素材サイト「PIXTA」の写真素材を使用しています。
  ■フリー素材サイト:PIXTA  URL:http://pixta.jp/  写真素材のピクスタ





境界線

■現在開講中の商品撮影Webセミナー 一覧

■photo-zemi(フォトゼミ)の商品撮影Webセミナー全体のトップページはここをクリック

商品写真撮影無料Webセミナーのリンクバナー
photo-zemi/フォトゼミ・ラボのリンクバナー
商品写真撮影セミナー講師のご依頼はコチラ
千葉県商工会連合会のエキスパートバンク
photo-zemiショッピングへのリンクバナー
商品写真撮影用照明RIFA(リファー)-F40×40cmスペシャルサイトへのリンクバナー
photo-zemiのランディングページライブラリー
アンケートページへのリンクバナー
商品写真撮影ゼミナールphoto-zemi/フォトゼミの運営情報
photo-zemi/フォトゼミ公式facebook