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実験No.01.写真の見え方の違い
  (このページです)
■実験No.01.写真の見え方の違い

  最初の実験は、photo-zemiらしく、スマートフォンでの写真の見え方についてです。

  Webや最近のカタログでスマートフォンの解像度を確認してみたところ、機種によってばらつきがとても大きいことがわかりました。
  となると、商品写真も機種によって、見え方にばらつきがあるのでしょうか。
  いずれにしてもかなりの高解像度であることは間違いなく、従来のパソコンでの閲覧を前提とした写真では、解像度や写真の大きさが足りないケースがあるかもしれません。

  そこで、本当に違って見えるのか、違うとしたらどんなふうに違うのか、同じ原稿画像を、解像度やサイズを変えて、アップロードして、実際に見え方を確認してみることにしました。

  ご自身の使っている機種だけでなく、ご家族やお知り合いなど、違う機種を持っている方がいれば、その機種での見え方と、比較してみるのもいいかもしれませんね。

ではまず、解像度が違うとどうなるかです。

画像サイズは、すべて145×193pxで同一です。
サンプル画像72dpi サンプル画像100dpi
解像度72dpi
解像度100dpi
サンプル画像150dpi サンプル画像300dpi
解像度150dpi
解像度300dpi
違いは感じられませんね。(au DIGNO Sで閲覧)
  では、アップロードする元画像のサイズを変えて、表示サイズはすべて145×145pxで指定してみるとどうでしょう。※解像度は72dpi
サンプル画像145×145px サンプル画像320×320px
アップロードサイズ
145×145px
アップロードサイズ
320×320px
サンプル画像480×480px
アップロードサイズ
480×480px
  パソコンで見ると、あまり違いがわかりませんが、スマホで見ると、画面上の表示サイズよりも大きなサイズでアップロードした画像の方が、明らかに鮮明なのがわかります。
■まとめ

今回の実験で、次のことがわかりました。

●スマホ用の商品写真の解像度は、
  72dpiでOK!
●スマホ用の商品写真は、
  表示サイズよりも大きなサイズで、
  アップロードした方が鮮明に見える!

ということですね。

  特に、スマホでは、"ピンチアウト"で拡大表示もできるため、それを見越した大きさの写真をアップロードするのが良さそうです。
  ただし、写真サイズが大きいほど容量が増えて、いわゆる"重いページ"になってしまうので、全部の写真をあまりにも大きなサイズでアップロードするのはどうかと思います。
  メインになる写真や、ユーザーが拡大表示を望むであろう写真にポイントを絞って、十分な大きさでアップロードしておくのが良いのではないでしょうか。

  また、商品によって考えることも必要かと思います。
  例えば、食品などで、イメージを優先した写真の場合、拡大表示にも十分以上に対応する程の大きなサイズの写真を使ったからといって、どれほど販売に影響するのでしょうか。
サンプル画像-すし
解像度:72dpi    表示サイズ:290×193px
アップロードサイズ:950×633px
  確かにインパクトはありますが、ショッピングに必要であるかどうかと考えると、わたしには疑問があります。
  やはりファッション関連商品など、細部まで確認したいという場合にこそ活かされるのではないかと思うのです。
サンプル画像-靴
解像度:72dpi  表示サイズ:250×375px
アップロードサイズ:633×950px
  いずれにせよ、拡大表示ができるというスマホの特徴を、ネットショップ運営にも、ガッツリと活かしていきましょう!
  さて、photo-zemi(フォトゼミ)の実験室「フォトゼミ・ラボ」第1回の実験は、いかがでしたか。
  これからも、お役に立ちそうな情報を提供できるよう、ちょっとした実験や検証を行っていきますので、どうぞよろしくお願いします。